「緑の光線」からディズニーシー
エリック・ロメール監督のヴァカンス映画の中で、唯一ヴァカンスを楽しんでないヴァカンス映画がこの「緑の光線」である。
主人公のデルフィーヌは自分のこだわりが強く、繊細で意固地でわがままで冒険心のない消極的な性格。
(友達だったらちょっと面倒臭いかもしれない)
そんな彼女が、一緒にヴァカンスを過ごすはずだった友達に予定をキャンセルされてしまい、一人めそめそしっぱなしのヴァカンスを送ることになるというお話。
話の中で、デルフィーヌはヴァカンス中に色々な場所を転々とする。最初は確か友達とその友達の彼氏と家族と一緒に別荘のようなところで一緒に過ごしているのだが、馴染めず一人で先に帰ってしまう。。。
一見つまらない映画のように書いてしまったけど、文芸座とかで上映されていれば見に行くし、DVDを買ったこともあるくらい好きな映画である。そもそもエリックロメールのヴァカンス映画って、ヴァカンスのない日本にいる人間なら誰だって魅了されてしまう。美しい映像と音楽が、思い描く理想のヴァカンス像とぴったりはまって、夢の世界にいるような気持ちになり、うっとりとしてしまうのだ。
この映画のタイトル「緑の光線」はジュール・ヴェルヌの小説のタイトルでもあり、映画に出てくる老人の会話に出てくる。ジュール・ヴェルヌはSFの父と言われ、「海底二万里」や「気球に乗って五週間」「二十世紀のパリ」など多くの名作を残している。中でも「海底二万里」は、ディズニーシーのアトラクション(海底二万マイル)にもなっており、子供から大人まで幅広い人気を誇っているのがわかる。
この間(って言っても2か月前くらい)そんなディズニーシーに行ってきた。

タワーオブテラーに初めて乗って、友達や姉に聞いていた以上に楽しかった。
しかし3時ごろ雨が降ってきて、傘は買っても風があり少し寒くて、夕方には帰ってしまった。
それでも、骨つきの肉とか、ご飯の肉巻きとか、タコスとか、グレープフルーツビールとか、チュロスとか色々食べれたし、アトラクションもいっぱい乗れて面白かったし、初めてディズニーシーに来た主人も楽しかったようで良かった。
天気の良い日にまた行きたい。